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“怒る”って進化の過程で淘汰されたんだよたぶん

自作ザワークラウトを再開してみたもののしょっぱすっぱすぎて水で洗って絞りたくなってるけどこの漬け汁にこそ良い細菌がたくさんいらっしゃるそうなので結局生野菜と一緒に食ってるほそみですごきげんよう。

野菜をおかずに野菜を食うのいいですねえ。

発酵って調理方法は人類最大の発明、なんて言われてますからね。
やらない手はないでしょう。
(長いこと忘れてたけども)

さて今日は、「”怒る”って進化の過程で淘汰されたんだよたぶん」って話を書きます。
なんだか昔に書いた気もしますが、最近とーても思うーので記録していきマース。
#カタコト

怒るメリット?

生物として、メリットがなければその行動を起こす必要がありません。
いつもニコニコしているひとは好かれそうですので、笑顔を心掛けている人は多そう。
頑張ってぶりっ子したり、作り笑いをするのはメリットがありそうです。

でも怒りっぽくて好かれてる人の話は聞いたことがないです。
怒るメリットはなんだろうか?
ないならいらない感情なのでは?

「ただ鬱憤を晴らすだけ」
「自分が気持ちよくなりたいからじゃね?」
って思いがちですが、怒って気持ちよくなれたこと、ありましたっけ?

大抵はさらにヒートアップしてしまいどんどん腹立たしくなる。
人間関係にヒビが入り、あとで後悔したりする。
怒って良かったこと、ぼくはない。

「いやいや、やばいやつを叱ってやることで間違いを指摘し、更生させるんでしょ!」
という方。
素晴らしい正義感。
ぼくもそっちタイプでした。

しかしどうでしょう、それ、うまくいったことあります?

例えば遅刻してきて謝罪がなかった人に、こんにゃろ!と言って、もし反発なんてされようものならさらに煮えくりかえっちゃう。
こっちはオマエのために言ってやったんだ!なんて正義感は逆にストレスのもとに。

それに、「はい、すいませんでした…」と受け入れてくれたとして、なんだかこちらもばつが悪い。
なので「なるほど!遅刻したら迷惑が掛かるんですね!ぼくが間違っていました!ありがとうございます!」と感謝でもされない限り、気持ちよくなる展開はあり得ない。
でも更生させたいのであれば、ゴールはこれなんです。

ぶつかってきたおじさん、割り込みで乗車していくおばさん、歩きタバコのにいちゃん。
彼らが「ご指摘ありがとうございます」なんて有り得ないんですよね。
攻略不可能、と気付いてから考え方が変わりました。

クリアできないなら、戦う必要がない。

クリボーはそういうキャラ

「でもさでもさ、こっちは真面目に生きてんのに、野放しにするのは悔しい!」
という方。
ぼくもそちら側でした。

もうね、やつらはクリボーなんですよ。
マリオに出てくるお馴染みの敵シイタケね。
#あいつキノコなんすよ

思ったことありません?
「敵とぶつかったらこちらはダメージを受けて、向こうは無傷なのおかしくない?」
って。

でも、もうね、そういうモンなんですよ。
ゲームなんです。
やつらを上手いこと回避するからゲームが成立している。
敵がいなけりゃつまらない。

クリボーに対して、
「どうして向かってくるんだ!じっとしてろよ!こっちだけ食らうのおかしいだろ!」
って言っても仕方がないし、怒鳴っても味方キャラに変わったりしない。

かといって全員踏み潰す必要もない。
倒さなくても先へは進める。
リスクをおかす必要がない。
疲れるしねえ。

じゃあなんで怒る人がいるの?

ひとまず、怒って良いことがないことは分かりました。
みんなそれは知ってる。
じゃあなんなの?怒るっていう感情、いらなくね?

大昔は本当に敵がいたわけですよ。
よく知らないけど、マンモス的な?
命の危機にさらされるような、人類を脅かす敵が。
なので、ウオオオ!ってならないと生きていけなかったわけですな。
#雑

でも、現代はもういない。
いくら腹がたっても怪我はしない。
失礼なやつも、ぶつかってくるやつも、生き死にに影響はない。
ので、「怒るって進化前の名残りじゃない?」と思うと気が楽になりますか?
#あとはキミ次第DAZE!!

人を守るために怒るのはギリ有り

“怒るやつ”を”強いやつ”と置き換えると、進化前は英雄だったのかも?
それで創作物においてはカッコ良かったりするんすよね。
「ジャンプ漫画の主人公はブチギレまくってる件」を昔書いた気がします。

でも基本的に、仲間のためにブチギレてるんすよね。
ONE PIECEの1話目がまさに。

山賊に酒瓶でぶん殴られて侮辱されてもシャンクスは笑い飛ばしたんですよ。
でもルフィを誘拐したことに対してはブチギレるというカッコ良さ。

憧れますし正しい姿だと思いますが、日常でそうそうない。
“怒る”ことがカッコ良いと錯覚したらあかんのですよ。

それに仲間のためにキレても、仲間のためにならないことの方が多いはず。
酒瓶で殴られたとき、シャンクスの仲間たちは一緒に笑い飛ばしてましたしね。

少なくとも、「今キレたら仲間のためになるかなあ?」と考えることで、すでに冷静になっているので、感情的にウオオオって周りが見えなくなるようなことは絶対ない。
ないんですよ。

まとめ

まとめると、「怒りっぽいやつはアホ」ということでよろしいでしょうか?
#言い方

メリットが微塵も存在せず、デメリットだらけで信用を失い、ほとんどの場合仲間のためにすらならない。
そんな摩訶不思議な行動が”怒る”です。

それでも確かに、日常でイラッとくることはあります。
いやめちゃくちゃあります。
まったく動じない悟ってるやつ風に書いてますけど、もちろん自分が怒りっぽかったから考察してこれました。

いまだにみみっちいことで、オイオイオーイ!と心で叫んでます。
そのたび思うのです。
「おれ、進化しきれてないのかなあ」
「アホだなあ」
ってね。

極論でしたがあくまでぼくの脳内整理なので間違ってると感じてもどうか怒らないで下さいね。
#お後がよろしいの?

皆さんは怒ってますか?
怒ってる方にも、怒りを抑えてる方にも、なにかお役に立てればと思います。