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ストーリーって大事だよね③「ピクサー」はワンパターンなのに最高?

昨日、そこそこの大事件が起きて「すげ~メンタルってこれ以上壊れるんだ~」とどこか他人ごとのように感心していた細見豊です。
ネット上に書いたら同情を集めるだけなので、早く飲みの席で笑い話にしたくて仕方ありません。
今後僕と飲む人達は、とびっきりのネタまみれなので絶対に満足させる自信がありますよ。

さて今日は「ストーリーって大事だよねその3」です。
今回は「ピクサー」を例に出して、
わかっちゃいるんだが感動しちゃう、人間はストーリーが本当に好きなんだなぁ
というお話を記録します。

ぴく
ぴく
「その1」は→こちらの記事です★

「ピクサー」といえば、ディズニー映画の精鋭部隊。
初作品が「トイストーリー」で、世界で初めて全編 CG での映画に挑戦したやべーやつらです。

僕はこのピクサーの作品達全てが大好きです。
モンスターズインク、カーズ、ファインディングニ、ミスターインクレディブル、バグズライフとかね。
レミーのおいしいレストランも好きですね。
あんまり知られていないようで嘆かわしいですが、僕は「WALL・Eウォーリー」というめちゃくちゃ攻めた映画が実は一番好きだったりします。
「おれたちはゴキブリだって可愛く描けるぜ!」
って自信がたまらんです。
ぜひ見て。

さて、タイトルにも書いた通り、ピクサーは実はワンパターンなんです。
「ピクサーがワンパターンだと!そんなわけあるかァ!」
と思いますよね。
でも、ピクサー自らがそのことを惜しげもなく暴露しているんです。

その内容は至ってシンプル。
「仲間たちが一旦去っていく」
これだけなんです。

これを最初に聞いた時は腰を抜かしました。
確かにどの作品にも絶対入ってるんです。
「ウッディ、見損なったよ…」
「信じていたのに…」
みたいな感じで、仲間たちが横一列で、悲しい表情で振り返りながら、背を向け去っていくんです。
僕はどの作品でも、毎回毎回それはもう無邪気に
「違う!違うんだよ!誤解なんだよ-!」と叫んでます。

そして、そのことを踏まえてよく見てみると
「勘違いだったごめんよ!」
と意外とあっさり仲間たちが帰ってくるんですよね。
それに対して
「なんて白々しい!」
とか全く思わなくて。
「やった!分かってくれたんだね!本当の敵はあいつらさ!」
みたいにワクワクしちゃうんです。

この「ピクサーのワンパターン戦法」から学ぶべきところは何かと言うと。

  1. 仲間と絆を深めていく
  2. 信頼を失いかける
  3. 信頼を取り戻すために頑張る

という構図です。
つまり、より絆を深めるためには、一旦食い違ったりする(ハプニング)が結構重要なんじゃないかということです。

この「ハプニング」がないと、意外と本当の友達になるのが難しかったりしますよね。
ハプニングを一緒に乗り越える、「吊り橋効果」的なやつですかね。
順風満帆に仲良くなれば誰も傷つかず幸せなのに、一旦悔しい気持ちにさせられることで、「ストーリー」が深まるんですな。

何より、「そういう狙いで作ってます」って言っちゃうピクサーの自信がやばいですよね。
しかも何が凄いって、そういう作戦だと知った上で見ても、さらに感動しちゃうんですよね。
ワンパターンでネタバレもしてるのに、まんまと僕はワクワクしちゃってるんです。
「友情系の物語」の正解と言っても良いんじゃないでしょうか?

これを実際の人間関係にいかすのならば。
もちろん、一旦わざと喧嘩しよう!というのではなくて。
信頼を失っちゃうかもしれないけど、もっと友情を深めるためなんだ!的な場面で遠慮せず臆せずに向き合った時、壁を1つ壊せるんじゃないかな。

例えば僕がやってみてるのは、
「私のこと覚えてますか?」
的なちょっぴり気まずい申し訳ない時に。
「えーっと…あー確か~…」
みたいに遠慮しちゃわないで、
「いや分かんないっす!」
ってはっきり言っちゃう。
そんで腹割って話した最後に
「これでばっちり覚えました!次忘れてたらビンタして下さい!」
みたいな。

「気まずいイベント」のおかげで、印象に残るんですよ。
ということは、「ハプニングよ、来い!」ってなもんです。
(例えがしょぼすぎた件)

だって、そういった浮き沈みを経て、友情を深めるストーリーが、僕たちは大好きなんだもん。
ピクサーが正解出しちゃったんだもん。

皆さんは、一度仲違いしてしまっただけで、関係を終わらせてしまった友人、いませんか?
ぼくはいーーーーっぱいいます。
もしかしたらそれは、勝手にチャンスが舞い降りた、ラッキーイベントだったのかもしれませんね。
さすがにポジティブすぎますかねぇ(笑)