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「撮影NG」は一体何から守ろうとしているんだろう?

昨日の細見豊がめちゃくちゃ意味ありげな投稿をしていて「ほえ~!」と感心してしまった今日の細見豊です。

みんなは過去の自分に学ばされる事ってあるのかな?
僕はその為に毎日脳内を記録しております。

さて今日は「広告ビジネスの話」をめちゃくちゃさらっと記録したいと思います。

昨日の細見豊はこんな投稿もしていました。

最近じゃあこういう店、増えてきてるのかな?
あんまりお店をぶらぶらしないので「いいね!」と思ったんですが、当たり前だったらすいませんね。

商売をする上で絶対に大切なのが、
「とにかく人に知ってもらうこと」
これに尽きます。
テレビ CM だって、ネット上の広告だって、渋谷の電光掲示板だって、企業は「ただ見てもらうだけのもの」に大金を支払っているわけです。
それを鬱陶しがる人が大多数だとしても、知られなければ永久に買ってもらえないわけですからね。

まあそんなのは当たり前として、「撮影 NG 」というのが本当に不可解で。
もちろんNGにしなきゃダメなものもあります。
例えば、僕の大好きな「漫画 ONE PIECE 」の最新話を撮影してネットに載せたらそれは駄目です。
でも、「漫画の1話無料試し読み」とか当たり前ですよね。
「ネタバレ」以外の投稿はめちゃくちゃ推奨すべき。

美術館の絵画を、写メ撮って投稿したら多分怒られますが。
まったくなんのこっちゃわからない美術品や、それを作った誰かさんを、僕たちは実際に足を運んで生で見ないと、好きになるわけもないですし、お金を払って美術館に行く理由もないです。
そもそも何が展示されているのかも知らない。
美術品を展示していることすら知らない。
いや、もはやそこに美術館があることを知らない。

てことは、写真を撮ってネット上にアップしてくれれば、本当は大金を払って宣伝しなきゃいけないのに、無償で宣伝してくれるわけですよ。
それを NG にする理由なんて1つも見当たらない。
今やスマホは誰もが持ち歩いていて、つまりは全員がカメラを持っている。
「インスタ映えしやすいような料理を作る」とかってのがわかりやすいように、写真を撮って SNS に載っけたくなるようなデザインや展示の仕方、それを促すようなポップとかを作れば、めちゃめちゃ効率的ですよね。

そこでこのハードオフは「撮影 OK 」とすることで、裏にはこんな戦略も隠されてそうです。
それを教えてくれたのが、親友の太田浩樹くんのコメント。

いやほんと確かにそうなんですよね。
わざわざ「 OK 」とか言われると、撮りたくなっちゃうんですよ。
まあ僕は商品を撮ってはいないですけども、「#いいぞハードオフ」とか言って、「ハードオフはお客さんに親切だ」みたいな触れ込みで SNS に投稿したわけです。
もちろん僕が有名人でもないので影響力はさほどないですが、こういうことの積み重ねがビジネスの本質です。

ここで「撮影 NG 」とか書いてあったら、、、まあ言わずもがなですね。

以前、服屋さんで写メを撮ったら注意されたことがあります。
僕は色覚障害で、そのズボンが茶色なのか緑色なのか分からないんですよね。
友達に「茶色のズボンが似合いそう」と言われたので、その友達に確認しようと思ったら、削除するように言われちゃいました。

今でこそ遠慮なく店員さんに聞くようにしていますが、当時は超絶人見知りで。
分からないなら聞いてくださいって言うから尋ねたら「これはカーキです」とか言うんです。
それ、何色?(笑)

あーもう二度と行かないですよね、もったいない。
その店員さん、いや違いますね、その店員さんにそういう行動をさせるその店のシステムは、一体何を守ろうとしてるんでしょうかね?

僕と同じレベル、またはそれ以下の「アマチュアミュージシャン」にも、結構「写真撮影 NG 」とか言っちゃってる人がいて、心の底から理由を教えて欲しかった。
たとえ「イケメン」を売りにしてて、ブロマイドとかを販売していて、それが売れなくなる!とか言われたとしても。
それでもその「イケメン」ぶりを勝手に広めてくれるんだから、絶対にオーケーにすべきで、そうすればブロマイドの売り上げにも絶対につながります。
「イケメン」を売りにしていればいるほど、「イケメン」がたくさんの人にバレた方が良いじゃないすか。
(妬みじゃないよ!笑)

とまぁ偉そうに言うほど僕は何者でもないし、わざわざ教えてあげても逆に嫌われるだろうし、いいことないので黙っていますけどね。

広告戦略の基礎中の基礎中の基礎すぎてつまんなかったかもしれませんが。
意外ともったいないことになっちゃってる人がたくさん見受けられるので、もし皆さんの大事な人が、この「謎のバイアス」にはまってしまっていたら、そっと助言してあげてくださいね。