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ストーリーって大事だよね①「カモメになったペンギン」が名著だった

昨日書いたブログが「これからダラダラするけど、ちゃんと意味があるんだからねッ!」と言い訳しまくっているようにしか見えない細見豊です。
話が全然まとまってないあたり、やっぱり今おれ心の余裕がないんだなぁと実感できたので、成果がありましたね。

さて今日は、「ストーリーって大事だよね」っていう話をさらっと記録します。
昨日触れた「僕は構成を重視している」って話を掘っていく感じです。

映画やアニメ、漫画などは集中できないけれど。
読書はたっぷり集中できるようになってきました。
文字の情報しかないので、読み進める主導権がこちらにある気がして、どうやら勝手が良いようです。

おつまみギャラリー伊万里の若頭、親友「小島清太朗」から勧められた本を片っ端から読んでいて、おかげで名著に出会うことができました。
クロ、ありがとう^^

それがこちらです。

一見すると「あら可愛い、絵本かな?」って感じなんですが。
これはビジネス書を寓話として描いた本なんです。

ペンギンたちの住む氷山が、どうやら溶け出している。
でもずーーーっと長いこと暮らしてきて、その氷山は安全だったので、そのことをみんな信じられず、変革を受け入れられない。
ピンチを知らせてくれている人に対して、なぜか敵対してしまう人も出てくる。
そこで、「大勢の説得方法」や、「チームの大切さ」「人の巻き込み方」なんかを、めちゃくちゃ簡潔に、ペンギンたちの生活になぞらえて教えてくれる本です。

僕は最近、「ビジネス書」なるものをちらほらと読んでいます。
もちろん僕はド素人なので、どれもこれも、読めば読んだ分だけためにはなるのですが。
それは知ってる、とか
なるほど分かったから早く次へ、とか
同じことずっと言ってるなあ、とか
とっとと新情報を言ってくれ、とか
その具体例は逆に分かりづらくしてるぞ、
って言うか具体例ばかりで話が進まないな、とか
ごちゃごちゃ考えてしまうんです。

具体例をあげてくれると分かりやすかったりもしますが、その具体例に疑問を抱いてしまったり、それは自分には当てはまらないなあ、とかちょっとイメージしづらい話だなぁ、とかそれはあなた達だからたまたま上手く行ったんでしょ?とかまぁありますよね。

「もっと分かりやすくしよう」のはずが、説明しすぎてどんどん文章量が増えて結果伝えたいことはシンプルなはずなのに複雑そうになってしまっているんです。
それは僕のブログや YouTube でも言えることなので、改善したいところですけどね(笑)

そこでこの「カモメになったペンギン」はと言うと。
具体例どころか、ペンギンたちのお話なんですよ。
具体例の時は、「それは僕たちには関係ない話だな」ってなってしまうと入ってこないけど、ペンギンたちのお話を読んで、「僕たちはペンギンじゃないしな」っていう人はいない。
「ストーリー」として聴けるんですよね。

そしてストーリーになっているということは、お話が前に進んでいってくれるから退屈しない。
ザクザク展開していきます。

でもってただの寓話ではなく「ビジネス書」として最初から認識しているので、ペンギンたちの行動やセリフなんかが、ためになる形で頭にスッと入ってきます。
語られていることはおそらく普遍的なことだし、ストーリーもそんなに斬新なものではないのですが。
「そうそう、やっぱりシンプルなことなんだよね!」ということが再認識できて、しかもお話も短いので一晩で読めちゃったし、ビジネス書の究極完全体なのでは?と思うほどおすすめです。

ただの本の紹介になってしまいましたが、「ストーリーになってると受け入れやすい」って話でした。
「ストーリーって大事だよね」の続きは、また明日にしましょう。