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僕の人生から「映画」を取り戻す

今日はあれこれ考えるのをやめて、気分転換に映画を見てみたところ。
やっぱり全然頭に入ってこなくて楽しめなかった細見豊です。

amazonプライムビデオで「マスカレード・ホテル」が追加されたのでワクワクだったんですけどねぇ。
キムタクが大好きなので、それだけで見ごたえはありました。

さて、映画を楽しめなくなったのは、「今は大変な時期だから…」と言い訳してはダメで。
結構早めに対策を打たなければならない気がしています。

というのも、2年くらい前から「脳の最適化」をモットーに、健康的な食事・運動・睡眠だったり、思考法だったりをめちゃくちゃ改善してきました。
当然、頑張った分だけ良い結果が得られて大満足しているのですが、一つだけはっきりとしたデメリットがあります。
それが、「映画を楽しめなくなってしまった」ことです。

僕は映画が、多分人一倍大好きです。
単純に以前から好きでしたが、作詞作曲を始めるようになってから、また違う楽しみ方が増えて、一時期は週に2,3本は必ず見ていました。
(これって多い?大したことない?)
僕は曲を作る上で、楽曲を聞くよりも映画を見ます。
それは僕が作曲において、「構成」を一番意識しているからです。
改めて言うと、なんかキザですね(笑)

映画評論家の真似事で採点をしたり、あえて揚げ足を取ってツッコミを入れまくるブログを書いたりしてました。
そうすることで、ただ映画を見て、「すげえなあ~楽しかったなあ~」ではなく。
作る側の気持ちになるために視点を変えながら見ていました。
「映画は総合芸術」なんて言われてますからね。

とはいえ、特に何かに詳しいわけではないので。
「見終わった時の満足度」が一番大事で、なぜ満足度が高いのか?低いのか?を逆算して考察するのが、僕の映画の楽しみ方です。
(普通の人です)

実家の僕の私物を整理していたら、絶対捨てられない宝物が出てきました。

今まで映画館で観た半券のすべてです。
一度たりとも捨てたことはないので、本当に全てです。
一番古いものは消えかけていますが、2002年の8月15日に熊谷のサティで見た、「吹き替え版メンインブラック2」です。

ところで、「Filmarksフィルマークス」というアプリをご存知でしょうか?
このアプリは超便利で、検索すると映画のパッケージや監督や出演者などの詳細が出てきて、みんなのレビューや平均点なんかが見られてシェア出来るSNSです。

僕はただの記録用として付けているのですが、評価順とかに並べられて、ここにストックを貯めていくのが、結構楽しかったりします。
ちなみに僕のページ。

この9作は満点を付けました。
こちらの9作は4.9点です。(5点満点)

どれも胸を張ってお勧めできるので、良かったらチェックしてみてください。

さて、だらだらと書きなぐってしまいましたが、本題はここからです。
なぜ僕は映画が楽しめなくなってしまったのか?と言うと、脳を最適化しようとしたことによって、「没頭する」ことが、ちょっと不得意になってしまいました。

何かに熱中して、周りが見えなくなってしまい、とんでもない成果をあげたり、身につけたりするのは、僕の長所でもあったのですが、ここを改善してしまったのです。
もちろんそれって良いことなのですが、「あえて思考停止をして、ただただ没入すること」はまだ身についてないんです。

いつもこのブログでも書いている「頭は動いているか?」「今おれは何を考えているか?」というメタ認知ってやつ。
客観視する思考法ですね。
それを常に起動しているので、つまりは、ずーっと「もうひとりのボク視点」で見てしまうのです。
とてもいいことなんですけどね。

難しそうに言いましたが、シンプルに言えば「映画を見てる時に違うことを考えちゃう」ってことです。
これは「脳を最適化したから」というのは言い訳で、最適化したとか言っときながら使い分けられていないわけです。

常に頭をフル回転させるのが得意となり、思考停止をするときは、「全く何も考えない」のは身に付けました。
でも「娯楽」に関しては、「今は娯楽を楽しんでリラックスする時間だ、だから思考停止しよう!」というのがまだ身についていません。
そのせいで、映画のストーリーそのものに集中できず、役者さんやスタッフさんや編集した人の気持ちとか、今のシーンはスキル自慢だなとかそろそろ体を動かしたいな倍速にしたいなとかごちゃごちゃ考えてしまいます。
ごちゃごちゃ考えてしまうということは、全然脳の最適化ができていませんね。
賢くなった気でいたので、浅はかでした。
まぁこれも「メタ認知」のおかげで気付けてるのでとてもよいことなんですけどね、ジレンマですなぁ。

じゃあどう対策するのか?と言うと、シンプルに「映画を楽しめるようになる」これです。
最近の僕の人生は、心がぐちゃぐちゃになるようなことばかりなので、「大好きだった映画を取り戻すぞ!」というのは、なかなかにハッピーで、楽しく取り組めそうなタスクです。
映画を楽しめるようになれば、そこでダラダラしてしまうのではなく、あくまで脳の最適化への次のステップとして、また一つ脳のコントロールが自在に出来るようになるんじゃねぇかなぁと。

普通の人間は、娯楽への欲望を抑える為に脳をレベルアップさせるんだと思うのですが。
まさか「娯楽」への欲望を取り戻しに行くことになるとは(笑)
メンタル、ひいては身体の健康の為にも、娯楽をしっかり取り入れるのは大事なんですよね、身をもって痛感しております。

だらだらと書き記しましたが、こうやってブログや YouTube で、自分の思考回路を文字や音声に残すことが、今の僕にとって、何よりも心を保つ手段となっています。
これが誰かのお役に立てればと思います。
今日のはさすがにちょっと無理かなぁ(笑)