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この村がいかに「温かい」かが分かるエピソード

コインランドリーで乾燥機を使う時間とお金をケチって部屋中にぶら下げたところカーテンの代わりにもなって一石二鳥を得た細見豊です。

僕の部屋、まだカーテンないんですよね。
このままここに長く居座らせていただくかどうか、まだお借りしている段階なのでね。
洗濯機はおろか、冷蔵庫も、電子レンジも、ゴミ箱ですら買うか迷っています。
まぁカーテンくらいなら運び出しやすいし、買いますか(笑)

僕は今、「岐阜県のとある小さな村」に来ています。
お借りしているアパートは、床にスマホを落としたらガラスフィルムが割れちゃったほど、かなり頑丈な作りで。
多分ちょろっと歌を歌うぐらいなら大丈夫そうですが。
住まわせていただいている身なので、熱唱するのは気が引けます。
(そりゃそうだろ!)

と言うわけで。
車の中で歌おう!と思い、近所の「それはそれは馬鹿でかいスーパー」の、今まで人が止めた事あるのかな?と言う端っこの駐車場で、麦ワラジオのリクエスト曲を収録していました。
暑さと酸欠で、ちょこっとドアを開けて歌っていると、店員さんのおじさんが近づいてきました。
そこで僕はすぐに中止して、「ごめんなさいうるさいですよねすぐに片付けてお買い物しますね」と平謝り。
するとおじさんは、まさかまさかの、
「いやいや、ドアが開いていたから、閉め忘れたのかと思って、心配になってきたんだよ。どうぞ、ゆっくりしていってね。」
と立ち去っていきました。
なんて優しい世界なのでしょう…!

この土地に来て1週間、本当に関わる人全てが、優しくて、あったかくて、柔らかくて。
よく考えたら、駐車場の規模はバカデカすぎて、ここまで歩いてくるのも一苦労だったでしょうに…。
車のドアをしっかり閉めて、さくっと録り終えて、スーパーに行って、さっきのおじさんを探してお礼を言って、食材やお菓子を買って、ニマニマしながら帰りました。

「人の悩みの全ては人間関係である」と、心理学者も言っていますが。
たった1人で、誰も知らない土地へ来て、その「人間関係のストレス」が皆無です。
それは、今までの人間関係を抹消したから、と言うわけでは決してなくて。
一人ぼっちで1から構築するのってめちゃくちゃ大変じゃないですか。
でも、この村の方々はそもそも「壁」がなく、構築もなにも、対等に平等に、「人」として接してくれます。
「敵」じゃないんです。

じゃあなぜ人間関係は悩ましいんでしょうか?
ここへ来ると、「人間関係が悩みの全て」に矛盾しか感じません。
なぜうまいことやっていけないんでしょうか?
ここが住み良いから逃げてきたわけではないんです。
この、「人間関係の構築をややこしくしているものの謎」を解明して、なんとかしていこうと思います。
そのなんとかは、よくわかっていませんが。
あえてぼかしました。

「勉強」と「実践」のためにこの村に来ているので、甘えて堕落しないように、
(いやそもそも細見は堕落ができない体質だと検証済みなので心配はなさそうだからここへ来たのですが)
これからはわかりやすい「目的」と「結果」を示していきたいと思います。
やるぞ、動くぞ。

皆さんはどうですか?
今は、「耐える」時期ですか?「変える」時期ですか?