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クオリティでぶん殴れッ!

「アックス・レイダーはUR」という狂気に満ちた作品を群馬の山の中の旅館で作ったと前回紹介しましたが、データの履歴を見たらクリスマスに曲を完成させ元旦に動画を完成させていたほそみゆたかです。
#狂ってる
#家もないやつが何してんだ


ていうかこれがまだたった2年前なの、本当に記憶を捏造されているとしか思えない(笑)


誰が見んねん!なはずが12いいねも頂けていよいよ意味が分かりません。
#本当にありがとう
#誰が見てるの?

さて今日は、「クオリティでぶん殴れッ!」ってなテーマで記録します。
ちょっとした日記です。

やばい音楽

今回のほそみが感動した音楽はこちら。


ゲームボーイ時代の、ポケットモンスター赤緑!
最初のポケモンのBGMたちです!

これ、いわゆる8bitとか、ピコピコとか、ファミコン音楽とかいわれているやつで。
チップチューンってやつです。
(ぴくちっぷって名前はチップチューンからきているよ)

ファミリーコンピュータの方が先なので、マリオやゼルダの音楽がすでにあったわけですが。
ポケモンの作曲者/増田順一さんのすげーところはなんといっても「高速アルペジオ」
(ピコピコと言われる所以の、はやーいやつね)

特に戦闘系の曲、半音階で駆け回っていて、コード進行も半音階で、歌モノポップスをやってきたほそみからしたら、理論が崩壊しました。
#辻褄が合わないッ…!

考えたら、ぼくの音楽人生はここから始まったわけで、もっともっと自由でいいんだと再認識したのが28歳の頃。
ライブを辞めて、ひたすら8bitを研究する日々。
この楽曲たちは耳コピして完全再現しました。
おかげで耳コピ能力はかなり鍛えられたと思います。
あ、それも載せたらいいのか、まじで狂気的ですよ。

ついでにドット絵も描き始めて、いよいよ何してんだっていう。

8bit音楽やドット絵の、1粒1粒に役割がちゃんとあるみたいなの、とっても性に合ってるんですよね。
機械音、というかノイズを限られた数しか使えないっていう制約(ルール)があるこそ生まれた独自の音楽。

ただここに張った公式の音源、すげーリバーブかかってて不服なんすけどね(うるさい)
CDも出てて、ウッキウキで購入して聴いてみたらこれで。
誰だリバーブかけたやつぁ!ちょっとここに座れェ!当時はそれができないって中で反響音のように音量を下げながら同じ音を繰り返し打ち込んでディレイ効果をry
#あまりにもヲタク

8bit語りだすと終わらないのでこのへんで。

クオリティでぶん殴れッ!

本題です。
ぼくはあんまりクオリティで勝負をしてこなかった人間です。

上には上がいるし、能力値勝負と、アイディア勝負って土俵が違うと思うんですよね。
足の速さで勝負は大変じゃないですか。
でもアタマを使う遊戯王は好き、みたいな。

でもそれって、若いころの、素人の言い訳なんだよなって最近よーく思わされる。

つまりは、
「おれは上手いとかじゃないから、オリジナリティを大事にしてるから」
ってクソダサイですよね。
#悪口じゃなくて自虐です

そんなもん、どっちも最強であれよ、目指せよ、ってなもんで。

能力値を隠して生きていくのはつまらんなとも思ったので、楽曲を載せ始めた次第です。
ほそみは、戦うとか上を目指すってスタンスではないけど、楽曲ではぶん殴れてると思う。
ここは自画自賛していく。

で、なんでこんな話をしているかって。

ぶん殴られた

先日、劇団四季を初めて観に行ってみたんですよ。
「ライオンキング」です。

ミュージカルを1mmも観たことがないほそみでも、この雰囲気は知ってるほどに有名。
着ぐるみやパペットではなく、人間の顔を丸出しのまま、人間が演じていくやつ。
それで物語に集中できるの?とか期待と不安がありました。

そしてさらに(こっちのが本題で)、観に行ったときに、芸術鑑賞会的な中学生の大群と同じ回だったんですよ。
繊細オブザイヤーのほそみは、もう無理で。
観たいと思っていない人たち、しかもふざけ倒し続けるガキンチョたちですよ。
#トイレでくしゃみを浴びせられました
#隣りの友達にやったんだろうけど
#それにしたって面白くない

いやぼくも当然そんな時代がありましたし、学生さんを悪く言いたいんじゃなくて。
一緒にしたらだめじゃない?という、当然沸き起こる感情。

いざ演目が始まってみると、予想通り、がやがやクスクス。
気持ちわる!ってな声も聞こえてくる始末。

ぼくはもう、神に捧げるように、もはや呪文のように、
「頼む…お願いだからクオリティでぶん殴ってくれ…!」と。

ぼくだって、本当に感動できるか疑問なまま来てるわけですから、もう邪念まみれですよ。

しかし、結果としてはお察しの通り。
ハチャメチャ楽しかったです。
また行きたいです^^ニッコリ

もうね、言葉の通りですよ。
クオリティでぶん殴られました。

途中で中学生のガヤガヤなんて耳に入らなくなって。
ぼくが聴こえなくなったのか、中学生たちが魅入ってしまって静まったのかもはや分からないレベル。

具体的にどうこう、じゃないんです。
とにかく圧倒的で、完全に飲み込まれた。
こういう経験って貴重で、大事で、それを提供できるって、やっぱすげーもんはすげー。

こういうことなんだなあと、ちゃんとプロ中のプロを体験しないと、ここを知ったうえで生きていかないと、言い訳してんじゃねぇぞと。
思い知らされました。

マリオの映画

ついでに同じような話を。
マリオの映画を観に行ったんですよ。

「母校は任天堂です」って言いたいくらい任天堂で育ったほそみですから超絶楽しみだったんですが。
やっぱり映画館で音を出すやつがいて、咀嚼音をわざわざ出す意味が分か~~~中略~~~ハチャメチャ楽しかったです^^ニッコリ

そもそも食べ物を販売してる時点で、多少の音はヨシとされている空間なわけで。
明らかに気にしすぎなほそみが異常者なのですが。
問題はそこではなく。
来場者によって満足度が左右されちまうような映画じゃアカンのですよね。

これが今日記録しておきたかったこと。
その域に達しているかどうかは受け取り方次第かもしれないけれど。
少なくともそれほどのモンを作っているぜと、提供できているぞと、胸張って言えないようじゃポンコツっすわ。
#自虐ですからね

まとめ

てなわけでこれです。

いやぶん殴れてるでしょこれ。
クオリティ高いから、本当にこういう主題歌があって、そのカバー曲なんだと思っちゃわない?

自画自賛とかナルシストとか自分でいうなよとかさんざん耳にしてきましたが。
いやいや自分の作品を自信満々に提供できないって、それこそ辻褄が合わないッ!じゃない?
#それ好きねぇ
#ジョジョです

自分なんてまだまだなのでもっと頑張ります!
は分かるけど、
まだまだなのでショボイものしか作れません!
は「謙虚」とは違う。

そりゃあ、人様が認めてくれて広めてくれて価値を高めてくれるのが1番美しいけどさ。
それって他力本願で無責任とも思う。
今は有名人になりたいぜって欲求はがん宣告とともに消滅したけど。
クリエイターでいたいし、先生を名乗るなら生徒さんをクオリティでぶん殴りたい。
#語弊がありすぎる

なんだか作るモードに入ったためにギラついてますが。
ぼくはこのモードの自分が好きです。
なのでしばらくこんな感じです。
#いや明日にはフニャチョコになってるかも

ので!すげーモン作っていくぜ!
戒めと、意思表示でした!