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[売れる選ばれる仕組み解説]作品の評価が一発逆転するトリック

夢を追うクリエイターのたまご


「絶対おれの方が上手いのに、なんであいつの方が人気なんだ?
作品には絶対の自信があるのに!
信じ続ければいつか必ず夢は叶うんだよ…ね?」

クリエイターでなくとも、自分の価値が正しく評価されていないと感じると苦しいですよね。

この記事では、作品を提供する上で知っておいた方が良いトリックを、ゲーム感覚でご紹介します。
企業戦略は無数にありますが、その中でも分かりやすくて最強の2つ、ブランドを体験してみましょう。

でーもくん
でーもくん
単純におまえの努力が足りねえんじゃねえの?
えんじちゃん
えんじちゃん
でーもくんはちょっと黙ってようか!
記事の内容
  1. 実際に音源を聴いて考える
  2. ブランドによって感じ方をひっくり返す
  3. 性的魅力で戦ってみる
  4. 感じ方が変わった瞬間を体験した上で考察
記事を読んで得られるあなたのメリット

  1. トリックを体験出来る
  2. ブランドと性の桁違いの戦闘力を確認出来る
  3. 作品作り以外の大事なことに気付ける

例え話でイメージ

月並みですが、お客さんの目線で考えてみましょう。

あなた自身が物を選ぶ基準は?

あなたが普段何気なく聞いている音楽、テレビや漫画、使っている道具、食べ物、あらゆるものは誰かの作品ですよね。
では、あなたはそれらをどうやって選んでいるのでしょうか?
この感覚を習慣化していないと、あなたの作品は永遠に選ばれません。

でーもくん
でーもくん
売れてもマグレだな、理由がわかんねえと変化についてけねえ
えんじちゃん
えんじちゃん
言い方悪いけどその通り。大丈夫!一緒にやってみよう

例えばあなたは「ハーモニカが吹けるようになりたい」と思っているとします

検索してみると2つのハーモニカ教室が目に留まりました
そこには担当講師のデモ演奏が載っていました

(数秒ですので是非聴いてみて下さい)

ハーモニカ教室A

ハーモニカ教室B

さて、あなたならどちらの教室を選びますか?

おそらくほぼ100%の人が教室Bを選ぶと思います
ハーモニカについての知識がなくとも、単純に情報量が多くいろんな技が入っているように感じます
ギターも一緒に弾いていることによって、「ハーモニカが吹けるようになるとこんな演奏ができるようになるんだ!」というイメージも湧いてきますね

対して教室Aは、アピールをするつもりがあるとは思えない演奏です
口にくわえてただ深呼吸しただけじゃん!と思ってしまいますね

ついでに別の基準からもイメージしてみましょう

  • ストリートで見かけたらどちらに投げ銭をするか
  • 演奏の依頼をしたいと思った時にどちらに仕事をお願いするか
  • 友人にも紹介したいと思えるのはどちらか

などなど、つまりどちらに価値があると思うかを想像してみましょう
どの項目でも教室Bのプレイヤーに魅力を感じますよね

これは、演奏のみの情報で選ぶのであれば100%こうなると言う極端な例です

様々なシチュエーションで作品を眺めてみることはとっても大事です

ぴく
ぴく
この時点では、正しく作品が評価されているね

ブランドの圧倒的影響力

それではここで、誰もが教室Aを選びたくなるある情報を明かします

実は一つ目のハーモニカを吹いているのは、あの有名なフォークデュオ「ゆず」の岩沢厚治さんです

ハーモニカをJ-popに広めた第一任者、現役でご活躍中の超有名人気アーティストですよね

たった1つの情報でも人気はひっくり返せる

さて、改めてもう一度お尋ねします

教室Aの講師は岩沢厚治さん
教室Bの講師は私、ぴく

皆さんどちらの教室を選びますか?

100人が100人、教室Aを選びますよね!
これがいわゆるブランドです
ぴくって誰やねん!です

ブランドの恐ろしさ

恐ろしいのはここからです
もう一度ハーモニカ教室Aの演奏を聴きかえしてみましょう。

ハーモニカ教室A

…どうですか?印象が全然違いますよね

吹いているのが岩沢さんだと分かると、先ほど特に褒めるところがなかったのに

  • シンプルで潔い
  • 初心者にも分かりやすい
  • 音色が綺麗な気がする
  • ダウンロードして保存したい
  • イヤホンで吐息を感じたい

などと思いませんか?

対して2つ目の演奏の状況は変わっていないはずですが…聴いてみましょう

ハーモニカ教室B

  • 長い!
  • 良く聞くと雑
  • 聞き馴染みがないジャンル
  • ギターを使うのずるくない?
  • なんか自慢っぽい!

なんて思いませんか?ちょっと言いすぎ?(笑)

でも不思議ですね
演奏の価値は簡単に変わってしまいました

1つ嘘をつきました

ここでネタばらしです

どちらのハーモニカも私が吹いています
騙してしまって申し訳ありません

ですが分かりやすかったのではないでしょうか?
なのでこのまま教室Aが岩沢さんだと仮定して話を進めますね

このままだと
「有名ブランドには勝てっこないの…?」
と思っちゃいますが、ちょっと闘ってみましょうか。

性的魅力の劇的な効果

皆さんは私がどんな人物か知らないので、私にブランドはありません
なのでこの条件下で岩沢さんの教室に勝つのは不可能です

別の武器で闘ってみる

おっと!条件がひとつ違いましたね!
先ほどは岩沢さんの写真を載せたので、こちらも写真を載せるとします
まあどうせ結果は変わりませんが、、、

さて、あなたならどちらの教室を選びますか?(笑)

ふふふ
もう騙される人はいないかもしれないですね
この女性は、無料で使える画像を提供してくれるサイト”ぱくたそ”のタレントさん、茜さやさんです

フリー素材ぱくたそ モデルの紹介 茜さや
(私の写真、なんて言ってないですよ)

でもどうでしょう?
この女性が教室Bの講師なら、かなり票が動くのではないでしょうか?
単純に男性票が集まりそうですし、女性から教えてもらいたいと思う女性も多いのではないでしょうか?

ほら、ブランドが無くても闘えましたね!

作品に価値なんてないのかよ?!

ここで悲観的になる必要はありません
私が今回言いたいのは、作品をちゃんと評価してもらうためには環境づくりも大事なんだということです
どんな素晴らしい作品や技術、情報を持っていたとしても、求められる環境で闘わなければ評価のしようがないのです

今回のハーモニカ教室の例ではざっくり言うと

「需要」→生徒
  • 技術を身につけたいな
  • 講師が良い人だったらな
「供給」→講師
  • 岩沢厚治さん→功績、安心感
  • 茜さやさん→女性、超美人(教室Aよりちゃんとした演奏だった)

この環境下で闘うなら、お2人の魅力を超えれば良いだけの話ですが、それはあまり現実的ではありませんね
なぜなら

  • ブランドと張り合う→おれは凄いんだぞと肩書きに固執し見栄っぱりになる
  • 性的魅力と張り合う→露出度を上げたりグレーなファンサービスをし始める

読者の皆さんにはこうはなって欲しくないのです

作品のクオリティはおろそかにしてはならない

じゃあ練習なんてしてないでエステに通えばいいんだ!
というのは大きな間違いです(通っても良いですが)
作品のクオリティが低ければ、いくらあなたがイケメン・イケ女になって知ってもらう機会が増えても
「ああ、あいつね知ってる知ってる。たいしたことないよね」とマイナスイメージを植え付け回るだけです

そりゃそうだろ…
と思うでしょうけども、気付かぬうちに技術向上が後回しになっている人、多いです

結局どうすれば人気が出るの?

知ってもらえさえすれば人気が出ると確信のあるクオリティまで高める努力が必要なのは、もちろんゆるぎないです
ただプロデュース方法を工夫することも作品作りと同じくらい大事だということを分かって頂けたなら、それだけでも前進です
こうすれば売れるぞ!なんて言えませんが、人気の出る仕組みや条件を知っているのと、全く考えていないのでは大きく差が開きます

えんじちゃん
えんじちゃん
こつこつ頑張るのは大事だけど、ただ続けていれば良いってわけじゃないんだね
でーもくん
でーもくん
結果が出ねえとつまんねえじゃん、だったらガラッとやり方とか土俵とか変えてみろよ

まとめ

今回はブランドと性を例えにご紹介しましたが、もちろん他にも武器となるものは無限にあるでしょう。

そして鋭い方は気付いたはずです、
「評価って他との比較なんだ!」ってね

あなたの得意とする武器が必ずあります。それをどのように使って闘うのか?
ちょっとワクワクしてきませんか?

  • ここで勝負すりゃおれ勝てるじゃん!
  • わざわざ苦手な分野で頑張ってたかも…
  • 比較対象のいない未知のステージを見つけてやる!

こんな気持ちになってくれたなら嬉しいです。
あなたの作品が世に広まり私の元へ届くその時を、心待ちにしております。

もちろんブランドも性的魅力も類い稀なる努力の賜物です
特に私はアイドル最強説を提唱しているので、誤解の無いように。

余談

ちなみにですが、この記事を読んだ後に私のプロフィールを見て


<ぴくちっぷのハーモニカ教室>
プロハーモニカミュージシャンによる
完全個別指導・初心者大歓迎★
お申し込みは→こちら

って広告があっても違和感ないですよね?
そうであれば実験は成功なのですが(笑)

今回皆さんに聞いていただいた演奏、分かる人が聞いたらとても聞けたもんじゃないと思います
音もリズムもズレズレですしね、私ブルースは専門外だし(確信犯)

私はハーモニカを学んでいませんし、大したこともできません
ストリートでさっきの演奏をしても誰一人立ち止まりませんでした

でも皆さんは少なくとも、「ぴくは教室が開けるぐらいの実力者なんだろう」と錯覚してくれたかと思います

こういうことですよ皆さん!
なーんてね