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「割れせんべい戦略」は意外と役に立つ気がした話。

コロナウィルスの影響で仕事が決まらず「ガチニート」になっていることに今さら気が付いて愕然としている細見豊です。
最近は働いている時が一番楽しいのに…。

今日はサクッと「割れせんべい戦略」について記録します。

「割れせんべい戦略」とは、さっき僕が付けたので、もし流行ったらみんなが証人になってね。

その前に割れせんべいってご存知ですか?
読んで字のごとくなんですが、このおせんべい、割れてるんです。
その割れたところに、タレが染み込んで美味しいぜ!というせんべいです。

皆さんもうとっくにお気づきかと思いますが、この「割れせんべい」は、せんべいの最大の弱点をメリットに変えてしまっているわけです。
つまり、お煎餅って、割れちゃったら台無しなんですよね。
専門店なんかでは、割れちゃうリスクは少ないかもしれませんが、袋に詰めて全国へ展開する途中で「割れない」ってめちゃくちゃ難しいですよね。

皆さんも経験があると思いますが、スナック菓子を選ぶ時に、中は見えないけれど、どうやら粉々になっているぞ?と思ったら、それ、棚に戻しますよね。
もっと分かりやすく言えば、形が崩れてるケーキは買わないし、卵にヒビが入ってたら買わないですよね。
そもそもお店側が廃棄しちゃう。
食べられるし、味や衛生面も無事なのに、です。

でも「割れせんべい」は、「崩れケーキ」だし、「ヒビ卵」なんです。
そしてそこに「味が染み込む」というメリットを見つけて、あえて割っちゃうわけです。

そしたら当然、「このおせんべい割れてるじゃないか!」というクレームは100億%来ない。
それどころか、こちらの写真をご覧ください。

「この割れせんべい、割れてないじゃないか!」

割れてないから他より味が染み込んでないぞ!というクレームは、つけようと思えばつけられますが。
なんだか「割れてない割れせんべい」が、レアな気がしてちょっぴりハッピーでした(笑)
まあなんか切り込みが入っているので、味も染みていることでしょう。

割れせんべいの歴史を調べたわけではないので、せんべいの弱点をメリットに変えたわけではなく、本当に割ってから味を染み込ませる方が美味しくなることを発見した人がいるのかもしれません。
でも、せんべいって一口じゃ食べられないし、どちらにしろ割って食べますよね。
かじって割るのもそうだし、うちのおばあちゃんは砕いてから食べてたなぁ。

にもかかわらず、「このせんべい、割れてるじゃないか!」というクレームが来ることは、おそらく煎餅職人の方々はヤキモキしていたと思います。
「どうせ食べたら割れんだろべらんめいっ!」ってね。

いやごめんなさい、せんべいに関して全く知識がないので適当言っていますが。
「割れせんべい戦略」は、今後の人生で使えそうな気がしたので、ここにサクッと記録しました。
いえ、せんべいなので、ザクッと何でもないです。