Blog

クラファンをとっとと始められない理由

初恋の女の子から応援の連絡が来て、「もうこの世に未練なんかないんじゃねえかな」と思ってしまった細見豊です。
いわゆる「好きな人」は「初恋の人」ただ一人で、「性欲」とか「告白」とかとは全く別次元なんですがこれ伝わりますかね?

さて、今日は「細見がクラウドファンディングをなかなか立ち上げない理由」を記録していきます。

Facebook や YouTube でわいのわいのと騒ぎ始めてだいぶ時間が経ちました。
本当ならとっととクラウドファンディングを始めて、とっとと宣伝し始めなければ成功はありえません。
僕はやると決めたら速攻で行動する人間ですが、今回は二の足どころか五十の足ぐらい踏んでます。

理由は二つ。
・一人で何でもかんでもやっちゃわないように
・結局は自分のためにお金を集めるという事実

いつも一人で何でもかんでもやっちゃって、完成形をお届けしてきました。
そうすると、その完成品の良し悪しを判断してもらうという構図になってしまいます。
楽曲でもライブでもそうです。

なので、作ってる過程だったり、誰かと協力している様も含めて、楽しんでもらいたいのです。
ですが、そうするとやっぱり遅い
(僕が協力プレイが究極に下手くそだから)

でもあえて、僕自身もこのモタモタ感を「モタモタ」と捉えずに、じっくり味わって前に進んでいると思ってみてます。
実験です。

もう一つは、やっぱりお金の話です。
クラウドファンディングで、僕の生活費を集めるわけではありません。
父のためです。
父の治療費を支援していただきたいのです。

「子どものお前が払うのは当たり前なんだからお前が働けよ」
僕が他人だったら思っちゃいそうです。
が、父が癌になったのは父のせいじゃないし、子供が払うのは当たり前だとも、どうしても思えません。
だからといって、支援してもらうのが当たり前とも、どうしても思えません。

まだクラウドファンディングを立ち上げてすらいないのに、「是非ベース弾かせてください」とご連絡を頂きました。
普通なら、「演奏してくださいお願いします」と僕が頭を下げるはずです。
ありがたいにもほどがあります。
本当にありがとうございます。
お礼に全力であなたの活動を支援させて下さい。
お礼、というか、そんな方のことを応援したくなるのは当然ですよね。
本当にありがとうございます。

にもかかわらず、その方から、支援金を頂戴するのです。
意味が分かりません。
本来、こちらから演奏料をお支払いする「ミュージシャン」からです。

もちろん参加してくださる方のメリットになるように、お名前を載せさて頂いたり、映像を残したり、今後めちゃくちゃ恩返ししていく所存ではありますが。
その支援金の使い道は、父の治療費です。
絶対に僕のお財布に入るお金ではないとはいえ。
父の治療費を払うのは僕です。
結果、僕の負担が減るのです。
僕の負担を減らすためにクラウドファンディングを行い、皆さんの善意とお金を集めるのです。
僕のお財布に入るんじゃねぇか!

「車いす(〇〇万円)を父にプレゼントしたい!」
とかなら、使い道も支援の仕方も分かりやすいんですけどね…。
まだ入院中なので、退院後の介護に何がどれくらい必要で、保険でどこまでカバー出来て、何も分からないんですよね。

毎日発狂しています。
僕が皆さんに遠慮していたら絶対にうまくいかない。
堂々と皆さんのお力を借りて、僕は全力で皆さんをハッピーにすればいいんだ。
そう言い聞かせている次第です。

皆さんは、上手に人を頼れますか?
僕は下手くそなので逃げてきました。
もう何が正解か分かりません。