無料サービスについて考える
昨日の記事で健康知識まとめページを紹介したところ、こちらですの先にお葬式の広告が入ってしまってなんてこったなほそみゆたかです。
#偶然って怖いね
さて今回は「無料サービスについて考える」というテーマで書いておこうと思います。
ビジネスについて全部書くととんでもない巻物になりそうなので局所的に書きますよ。
自分の商品はどちらなのか?
まずはじめに、商売をするうえではっきりさせないといけないことがあって、それは…
大勢に売るのか?・少数に売るのか?
例えばあなたがカフェをやってみようと思い立ち、コーヒーを売っていくとしたら、よりたくさんの人に飲んでもらいたいですよね。
これは大勢に売るタイプなので、より多くの人に知って貰いたい。
ここで2つの真逆の疑問を出してみましょう。
そりゃ大勢に売った方が儲かるんだから、全ての商売は大勢に売るタイプに決まってんだろ?
うーんでも、少数で同じ利益を生み出せるとしたら、それに越したことはないような…?
そうなんです、商売は、なにも大勢を集めなくちゃならないものばかりではないのですよ。
さっきのカフェで言うと、いくらリピーターとはいえ、コーヒーを1日に100杯とか飲んでくれるわけではないので、大切な顧客の1人ではあるけれど、数人が毎日来てくれたとしても、それだけでは店が回りません。
なので大勢に売るタイプ。
でも例えばこれが「ヨガ教室」だったら。カフェと同じお客さんを集めちゃうとむしろすぐに回らなくなります。
じゃあ規模を大きくして従業員を雇って組織化して、ってなっていくわけですが、あくまで個人経営の話で考えてくださいね。
大切なのは、自分の商売は「お客さんが何人いれば回るのか?」。
カフェは1,000杯売らなきゃだけど、ヨガ教室は1,000回やらなくても良さそう。
極端な話、1人のスポンサーさんが「毎月20万円きみに投資するから、作曲に専念してくれ!」って言ってくれればもう集客のことは考えなくて済み、生産性が上がります。
#これは会社員の仕組みでもあるわけですが
そしてもうひとつ、「自分は何人のお客さんを抱えられるのか?」。
カフェも人気が出すぎると買えなくなって、ある種お客さんの満足度は下がるとも言えるわけです。
大前提を明らかにしてから次へ進みます。
なんで無料にするのか?
いろいろ話したくなっちゃうけど、今回のテーマは「無料サービス」についてです。
無料ってのは料金がかからないってことであって、「無価値」ではない。
つまり知って貰えさえすればファンになって貰えるはず!って時に使う戦略。
人を集める手段として「YouTube」なんかを使うわけです。
でも間違っちゃいけないのは、日本中に発信したところでまず目に留まらないし、北海道の人をファンにして埼玉県のカフェに来てもらえるようにがんばるの、違くね?ってこと。
あなたのサービスが対面であるならば地域に密着するべきだよねって話です。
「無料にする体力があるのか?」ってのも考えなくてはならなくて、つまりは「赤字を出して取り組むソレは、将来の黒字のためのサービスなんだよね?」ってこと。
「無料体験レッスン」なんて分かりやすくて、「一度体験してくれればまた来てくれること間違いなし!」という戦略ですよね。
でもじゃあぼく個人の規模でソレを大々的に出来るかって言うと、ムズカシイ。
あくまで企業がとるべき戦略で、無料体験レッスンを実施する講師の給料を出して、その場の利益がゼロでも、全体で見たら結果的に入会者の増加のほうが大事。
無料体験レッスン1回だけをみたらそりゃ無料なので稼働した分だけ赤字です。
当たり前のことを言ってますね。当たり前のことなんですけど、自分でも分からなくなってるじゃんな~と最近思います。
なにを無料にして、なにを有料にするのか。
無料はイイ人?
「一緒に写真とってくださーい!」「じゃあ1,000円になりまーす!」
って言われたら「やっぱいいです」ってなりますよね。
でもグッズコーナーで「2ショット写真1,000円」と書いてあったらそりゃ1,000円の商品です。
「無料体験ってことで1枚くらいタダでイイでしょ?」とか言ってくるのはヤバいやつですが、そこまで言うならみんなにはナイショだよって言いたくなる気持ちもある。
ムズカシイのは、「イイ人」かどうかで判断しそうになること。イイ人と思われたいかどうかってパターンもある。
信頼の為にはイイ人でありたいのだけれど、信頼=無料では決してないことを忘れちゃならない。
1,000円の風邪薬の横に、無料の風邪薬があっても、1,000円払ってちゃんとしたものを買いますよね。
適切な料金はむしろ信頼です。ここも商売のクソ大事なところ。信頼がないうちは料金設定がムズカシイ。
まとめ
やっぱりいろいろ広げたくなっちゃうのをこらえて書くと内容が薄くなりますね笑
結論、やはり世の中は信頼第一ってとこに落ち着くんですよね。
考えなしに無料サービスを垂れ流している側に非があるんだよな~と、麦ワラジオを憂いています。もうそういう段階にいないんだなと、成長を噛みしめるべき時が来たのなら喜ばしいじゃないですか。
とはいえ、イイ落としどころを模索していきます。
これを書いたうえで、次回は「麦ワラジオどうするんだ会議」です笑