“プロ”の定義→安心感では?って話
料理名のない全部あっため丼を毎日摂取しているのですが、ついに「無人島スープ」と命名することに成功したほそみですほんにちは。
島に転がってるモンをぶちこんで火を起こした感じですよね(笑)
チキンストックがなんなのか良くわかってないんですが、汁物はこいつをだばだば入れて飲んでます。
やっすいなあー。カークランドってのはコストコっす。
さて今日は
“プロ”の定義って曖昧だけど、もしや安心感なのでは?って話を記録します。
なかなか答えを出せずにいたテーマなんですが、ようやくしっくりきた気がしています。
自戒を込めて書き記します。
プロってなんなの?
「プロフェッショナル」の意味を調べてみると、
本職である、生計を立てている、生業としている、とかそんな感じ。
つまりは、その技術や知識を使ってたくさんのお金を生み出せるかどうか?、がプロとアマチュアの線引きと言えそうです。
そんなことは分かっているんですが、それだけじゃないよなあとずっと思っていました。
別に好きでもやりたくもないバイトで生計を立てているとき、食品工場のプロだとは思えないし、
ライブハウスで活動しているとき、プロだと思ってステージに立たないと失礼だし。
お金を貰わないと演奏しないわけでもないしね。
ぼくは今、ボイストレーナーで生計を立てていますが、プロなのかと聞かれるとやはり曖昧な気がします。
資格とか分かりやすいものがあるわけじゃないし。
歴も1年ちょっとで、これまで声についてずっと勉強してきたわけでもない。
でも、これで食ってる。
プロじゃないと本職にしちゃいけないわけでもない。
ぼくは専門学校の恩師に言われたこの言葉をずっとモットーに据えていました。
「どんな小さなイベントでも、この後ミスチルが出てくると思って歌え」
これがプロとしての心構えか!と震えました。
でもまあ、今思えばこれ、お客さんには関係ないんだよなあ。
スタッフさんにも共演者さんにも、バンドメンバーにも関係ない、自分の気持ちの問題。
もちろん大事なことだしこれからも肝に銘じておくんだけど、心構えだけじゃプロになれない。
学生バンドマンもプロ?
ほそみが下の世代に偉そうによく助言していたのは、
「友達だってチケットを買って見に来てくれてるんだから、君たちはもうプロなんだよ」
はいはい、みんな言うよね大人は。
これぼくも言われてきたことで、その心は、
「MCとか立ち振る舞い、シャキッとせえよ!」
なわけですが。
「そっか!プロになれたんだ!夢かなったー!」
ってわけじゃないよね。
学生バンドマンだって、友達30人とか来てくれてチケットノルマ大幅に上回って数万円儲かることだってある。
これはこれでプロなのだろうか。
バイト辞めて実家を出られるのだろうか。
そうしないとプロと呼べないのか?
でも気持ちの問題なら誰だってプロだし。
でもみんなプロ意識をしっかりもって臨むのはめちゃくちゃ良いことだよなあ。
何かがしっくりこない。
プロって結果論なんだっけ?
「本人の気持ちの問題」を除けば、お金になるかどうかが線引きだったので、
今までのは「やってみてお金になったか?」という結果論なんすよね。
おー、ようやく核心を見つけた。
「ライブします!」
→たくさん来てくれた!プロだ!
→あんまり呼べなかった…アマチュアだ…
このギャンブルチックなのが引っかかってたんですよ!
ぼくのやってるボイストレーニングも、ギター演奏のバックバンドも、
選ばれなくなったらプロじゃなくなるんですよ!
そりゃお金にならなくなったらプロじゃなくなるだろって?
いやいや、技術も知識も経験も変わってないんですよ?
なので「結果論じゃなく、自称プロを脱却するには?」という思考ルートが良さそう。
安心感一択だった
ようやく結論ですが、答えは安心感だと思えました。
安心して貰えるから選ばれるんですよね。
安心してお金を払えるんです。
当たり前な気がしますが、おおお大きく違ってきます。
これって、自分じゃなく相手の気持ちの問題なんですよ。
とっても平和なプロの定義だなあ。
ぼくをギタリストとしていつも誘ってくれるMasaki.くんが、良く言ってくれるんですよ。
完璧に準備してきてくれる
演奏中やMC中も楽しそう
(普通のサポートミュージシャンってうつむきがち?)
みたいなことを。
本当にありがたいことです。
彼が選んでくれるから、ぼくはプロでいられるんですよ。
なので
「この人になら任せられる」って思ってもらえることを目指すべきだなあと思いました。
それってお客さんも同じで。
信頼してるからその人やサービスを選ぶんですよね。
そうじゃないけどお金を払っているとき、例えば一番近いから通ってるスーパーの店員さんはプロと思ってない。
(例えのためですごめんなさい)
でも好きで買ってるサツマイモの農家さんは、なんだかプロだと思える。
お金を払う側の気持ちでプロかどうか変わってくるんですね。
技術や知識が安心感にも繋がるのは当然なので、引き続き磨きつつも、
やはりぼくは人様のためになら頑張れるタイプなので、みなさんを安心させてあげられるような音楽家になりたいと思います。
なので技術や知識に固執しないようにします。
なんて綺麗ごとのようなオチなのでしょうか(笑)
安心感を抱いて貰うために、機材と衣装を一新しました。
先日のイベントで1曲だけ音飛びがあったので最新のエフェクター(ギターの音を変えるやつ)に買い換えました。
なんとワイヤレス!ギターがケーブルに繋がってないのに音が出るんだぜ?!(童心)
衣装はずっとさぼってきたのでね。
この人ちゃんとした演奏してくれそうですね!
画質悪いけど!
やっぱり世の中、信頼が一番大事だし、コミュニケーションを疎かにしたらお終いだなーと。
昨日、あろうことかMasaki.くんに弱音を吐いてしまい、猛反省したために思考回路を記録しました。
どなたかのお役に立てたらと思います。