[おすすめPC用スピーカー]作曲家の私が安い&小型を愛用する理由
「パソコン用のスピーカーを買いたい
できれば安くて場所を取らず高音質のものが欲しい
好みによる、試聴しろって言うけど特にこだわりとかない
これを買っときゃ間違いない!って誰か言って?」
このような方に向けて解説していきます
逆に、音に明確なこだわりがあり
「ガッツリ低音を浴びるのが好きだ!」
「音質をもっと綺麗にしたい!」
という方には不向きな記事となります
ですが音楽を作る側の思考回路をご紹介しますので、知っておいて損はないかなと思います
結論から言うと、スピーカーは安物で十分です
もっと言うと、安物で十分なようにプロは音楽を作っています
- おすすめPC用スピーカー紹介
- 写真付きかんたん接続方法
- プロの作る”音質”とは?
- 安物で十分な理由がわかる
- 制作者側の意図を汲み取れるようになる
- 自分の好みの音が見つかるかも?
まあまあ、こちらでもお聴きになりながら、のんびり読んでいって下さいな
アニメ「ドラえもん」より
作曲:菊池俊輔 曲名:不明
通称:「スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」
※原曲ではなく耳コピしたものです
おすすめスピーカー紹介
私が長年愛用している激安&小型スピーカーは
「LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW」です。
パソコン用からゲーム機、レコーディング現場まで全てに使用しています
- とにかく安い
- コンパクト
- 接続が簡単
- 音が超普通
接続が簡単
安心して下さい、私もメカメカしたものは苦手です(笑)
- USBポートに挿す
- オーディオジャックに挿す
- おしまい★
コンセントは不要で、インストールだなんだも不要。
繋いだらすぐ音が出ます。
写真付きで解説します
音が超普通
「わざわざおすすめするからには、ド迫力で鳥肌が立つような音質なんだろうなあ!」
と言われると、全くそうではありません
むしろ真逆です
まあ、こんなもんか…
という印象を誰もが受けると思います
でもこれは決して、音質が悪いと言ってるわけではありません
Z120BW(名前付けて欲しいな)はとても一般的な音を出してくれます
この安さと小ささで、こんなに普通な音がするスピーカーを私は他に知りません
これがなければ、もはや私は音源を作れません
ではなぜ“普通な音”がメリットなのか?
ざっくり解説します
“良い音質”ってなんだ?
良いスピーカーの選び方のコツであれば断言できます
「素材そのものを鳴らしてくれるかどうかで選ぶ」
これはイヤホンやヘッドホンも同じことが言えます
どういうことかというと、“料理”に例えるとわかりやすいです
“音”を”味”で例えてみる
多くのスピーカーは「高音質」「低音強化」など様々な謳い文句が書いてありますよね
それらはつまり「スピーカーが味付けしちゃうぞ」ということなのです
あなたが「全てマヨネーズ味で食べたい」とはっきりしているなら、何にでもマヨネーズをかければいいですよね
これが“好み”ってやつです
しかし料理人からしたら、自分の作った料理全てにマヨネーズをかけてほしいわけがないですよね
もっと言うと、マヨネーズで食べて欲しい料理には、すでに適量のマヨネーズをかけた状態で提供してくれています
それに更にマヨネーズをかけるのはナンセンスですよね
我ながらとても分かりやすく解説できました(笑)
「プロが作った作品そのままを楽しもう!」
あらゆるもの全てこれに尽きます。
しかし、素材そのままの作品を楽しむことはほぼ不可能です
自宅に専属のシェフを雇わないとですよね
音楽で言えば、「目の前で自分のためだけに生演奏」をしてもらわないとです
プロが作る音質
「音質はどこまで求めたらいいのか問題」は恐ろしく長くなりそうなので別記事を用意するとします
ここではざっくりと解説してみます
ポイントとしては、いくら音質にこだわって作っても
お客様が
・どのようなシチュエーションで
・どのような機材で
聴いてくれるかはわからない
ということ。
例えば適当に羅列すると
- イヤホン
- ヘッドホン
- スピーカー
- CDコンポ
- カーステレオ
- パソコン
- スマートフォン
- テレビ
- iPod
- YouTube
- ニコニコ動画
- iTunes
- ファイル形式
- 自宅
- 森の中
- 防音室
- 騒がしいカフェ
- ドライブ中…
挙げたらキリがありませんね。
- 完全な無音状態で
- 最高品質の機材で
- さらに灯りを消して目を閉じて
こんな風に作品を聴いてくれるのがそりゃあ一番ですが、
「そんな状況で聴くお客様は一体何%いるの?」
という話です
つまり、一般の方が普通に聴いてくれることを想定し、聴きやすいよう調整するのがプロです
全ての環境下で試すのは無理ですが、私の場合はiPhoneに入れて外に持ち出します
そして”いろんな場所”で”いろんな方法”で聴いてみて、
「このシチュエーションではここが聞き取りづらいな~」
「ここは逆にちょっと目立っちゃうな~」
とメモを取り帰宅し再調整して、妥協点を探っていきます
“妥協”と言うと聞こえが悪いですが、全ての環境にマッチした完璧な音源は存在し得ません
そこで普通を追求し、たどり着いたのが「Z120BW」(なんて呼んだらいいんだ)です
エンジニア仲間の間でも評判が良く、重宝しています
このスピーカーでまず”普通”を知り、「もっとこうだったらいいなあ」と思ったらそれがあなたの好みです
あとはマヨネーズをかけたり、醤油をかけるなりしてください
ですがまずは制作者側の意図を汲み取り、素材本来の味を楽しむことが大事だと強くお伝えしたいのです
ちなみにおすすめのイヤホンは
私が制作用に愛用しているのは、Appleの「EarPods」です。
iPhoneやiPodを買ったら付いてくるものですね。
実はこのイヤホンなかなかの優れもので、「素材本来の味」という点でかなり高評価なんです。
「耳栓タイプの方がいいんじゃないの?」
と思う方も多いと思いますが、これもまた好みです
会話や環境音を問題なく聞けて、これだけはっきりと音源が聴けるイヤホンはそうはありません
「そういえば家にあるなぁ」なんて方は是非使ってみてください
ただご購入の際には、
Apple純正品だと思ったらパチモンだった!
なんてレビューも多いのでご注意を…
おまけ<音質比較>
スピーカーの音質をお伝えするのは不可能ですが、参考までにこの条件下で録音したものをお聴き下さい。
- 何も繋いでいないPCの音
- Z120BWを繋いだ音
→これらを交互にiPhoneで録音
ご説明したとおり、あなたがどこでなにで聴くかで変わりますが、あくまで比較として。
うーむ、やっぱり聴きやすいですなあ。
まとめ
- 味付けしないスピーカーを選ぼう
- 普通を知って自分の好みを知ろう
- 制作者側の意図を汲み取ろう
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したスピーカーはとにかく安いので、気軽に試せると思います
何と言っても音質が普通なので、低音が響きすぎてご近所迷惑になったりする心配もありません
私は映画やゲームもこの子で完結しています
是非試してみてください