麦ワラジオどうするんだ会議
コロナ療養期間中にアタマがバッキバキに仕上がっちゃったほそみゆたかです。
さて今日は「麦ワラジオどうするんだ会議」です。
これを機に「お金の勉強会」のような意味合いを持って書き記しておきます。
始めた経緯
そもそもこのラジオごっこを始めた経緯は、「1人喋りの練習」でした。
2012年にサウンドクラウドっていう、音声を載せて気軽にスマホで聴いて貰えるってサービスがちょいと話題にあがりまして。
ラジオが(というか音声メディアが)好きだったほそみは、「いつかラジオパーソナリティの仕事もあったりするだろう、そのときにモジモジしてチャンスを逃したくないなあ」と思いぬるりとスマホで録ったボイスメモを載せ始めたんです。
とりあえず「1質問1歌のリクエスト」で募集してみて、おたよりが届き次第それについて答え、歌う、という、「1おたより1ラジオ」でやってました。
そこで先輩の無茶ぶりに答えて「夜明けは近いぜよ」が生まれたりしたんですよね。
今他人事のように俯瞰して言うと、ほそみの音楽ファンって、「こっそり応援したい層」が多くて、それなりにこのラジオごっことは相性が良かったように思います。
学生さんが多かったしね。「無料」「匿名」はマッチしてた。
このように、ぼくはある種「トレーニング」として、聴き手は「無料」「匿名」が居心地よく。そんな感じで回ってました。
目的が変わっていった
その後やったりやらなかったりで趣味として続けていたんですが、ライブを辞めSNSを辞め、そして人生それどころじゃなくなったときに、このブログ同様、脳内のバックアップ、シェアとして喋るようになりました。
まじでこのまま死んだら何も残らないじゃんって、遭難した宇宙飛行士がビデオレターを遺すかのごとく保存を始めたんです。
そしてようやく返ってきて人生立て直してボイストレーナーになってからも続けているのは、講師と連絡先が交換できない教室の性質上、「匿名」「一方通行」のこのラジオは貴重なコミュニケーションの場所になるんじゃねえかなと。思ってたんですよ。ここしかないからね、ほそみと絡めるの。
なのでその時代に合わせて上手いこと活用出来てるじゃんな~とまとめてみて思えましたよかった~笑
で、今なにに迷っているのかってのが今日の本題。
無料サービスをやる意味
これが昨日の話に繋がるんですが、無料サービスをやってる時間がなくなってきたぞ?
「無料によって人を集める」ことが本来の無料サービスの目的であって、今は生徒さんが予約を取れなくて困っている段階に来ているのになにやってんだ?っていう。
でも麦ワラジオは生徒さんを増やす目的ではそもそもないので…人も集めない、利益も生まない、まじでタダの趣味なんですよ。
てことは「遊戯王のランクマ配信しまーす」ってのと変わりなくて、基本的には需要ゼロ。
でも、「配信してるからにはちゃんと実況してよ」とか「テンション上げて盛り上げてよ」とかあるじゃないですか。
「無料なんだから意見すんな」って意見もありますが、「じゃあ配信すんな」って平行線。
そうなんですよ、無料サービスをやってるくせに、「趣味です」はちょっと筋が通らない。
プロとして
議題に挙げたいのが、「無料だからってプロとしてひどい」ってご意見を頂いたんです。
13年くらい趣味でこっそりやってきて、初めて批判的なおたよりを頂いて驚きました。
普通だったら、たった1人の意見に左右されちゃイカンと思うかもしれませんし、じゃあ聴かなきゃイイじゃんと切り捨てるかもしれませんが、このラジオは全然そうはいかなくて。
つまり少数のアンチに振り回されるなっていう意見。でも、おたよりをくれたのは間違ってもアンチでは決してない。
ぼくの活動や発信スタンスだと、アンチが生まれない構造になっているんです。
#突然の告白 #その話詳しく
それについては今度書くとして…
プロとしてどうなの?いや無料だし趣味だし…じゃあ発信しないで?うーんと、確かに!なんですよ笑
麦ワラジオはプロとして発信してないもん!なんてまかり通らないところまで来ていて、下積み時代が長すぎて、周りもアマチュアしかいなかったので、まだまだ「プロ意識」が甘かった。
「じゃあ辞めよう」ではなく、「やるなら目的を持ってちゃんとやろう」です。
さて会議です(やっと)
どうするんだ会議
「無料サービスで人を集める」が今のぼくには必要ないので、「やらない」が正解。
はいおしまいチャンチャン!だと面白くないので、有料にしてサービス化を少し議論したい。
あくまで議論したいだけであって、有料にしたいわけじゃないです。
(てゆーかそこまでのコンテンツじゃないのは分かっています)
ただ、利益があがるのであればぼくは時間を用意することが出来てラジオを続けられます。
同時に、プロとしてちゃんとしたモノを作ることが義務化されます。
これを機に、ぼくの活動にちゃんと取り入れてもイイんじゃないかな~と思うほどには、「1人喋り」のスキルには自信があります。
では会議を始めますが、まずこのラジオは「無料」「匿名」っていうメリットがあるので、ここを「有料」にした瞬間崩れ去ります。
「無料」「匿名」を守りつつぼくが利益を得る(時間を生む)には「スポンサー制」か「投げ銭制」かなと思います。
スポンサー
例えば商品棚に「麦ワラジオ1時間3,000円券」を用意して、買ってくれたら放送する。
その際に、「この番組は○○さんの提供でお送りします!」「みんなでお礼を言いましょう!」「○○さんありがとうございます!」という挨拶から始める。
ラジオでもテレビでも映画でもこうやって成り立っているわけだから当たり前の手段なのですが、こう聞くと「3,000円払ってまで別に…」って思いますよね。
スポンサーって、「お金を払って広告を打つ人」なので、このラジオに影響力など皆無なうえに、「特に宣伝したいこともないし名前も売りたくないわよ」ってなる。
「匿名」がウリなのに名前を読まれることにメリットないじゃんってね。
ただまあ、ここは、形だけでもほそみと誰かに感謝されるとか、このくだり面白いっていう層がいなくも…いやいないよね、なのでスポンサーは合理的なんだが成立がむずいです。
ひとつメリットがあるとしたら、「お金の勉強」にはなるかなと思います。
「そっか、わたしが無料で聴けるのは○○さんがみんなの分もお金を払ってくれたからなんだ!世の中そうやって回ってるんだ!この世のスポンサーさん、みんなありがとう!」
ってね。
投げ銭
ざっくり分けるなら、スポンサー制は「1人が全部払う」、投げ銭制は「みんながちょっとずつ払う」ですかね。
投げ銭制のムズイところはなんといっても「集金方法」で、スパチャなんて弱小チャンネルにはやらせてもらえないのですよ。
そして似たことが出来る決済方法を用意できたとして、分母が小さすぎるんです。
何百人とアクティブユーザーがいらっしゃるなら、やってみる価値はありそうですが、そういうんじゃない。
だったらポコチャとかちゃんとそういったフィールドで頑張るべきで、そんなに甘い世界じゃないことは重々承知しています。
「投げ銭制にしまーす投げてくれないならラジオやりませーん」とか身の程知らずでもありません。
再三いいますが「会議」をお楽しみくださいね?笑
なので投げ銭は、「みんながちょっとずつ払う」だけみるとよさそうなもんですが、完全に不釣り合いといえます。
人が少ないと何もできない?
そうやって考えていくと、「有料サービス化」するには、そもそも人が少なすぎて何にもできなくない?ってことが見えてきます(当たり前だろ)
でも、ぼくは大勢に売る商売モデルではないので、そもそも人が少ないほうが都合がよいように回しているんです。
なので麦ワラジオに関しては、人が少ないから落としどころがムズイんですけど、人が少ないことは悪いことじゃなくて…
人が少ないモデルになった今、相性が悪くなったんですよね。
で、ずっとビジネスがなんたるか分からずひたすら歌ってきたので、その頃に始めたモノなので,,,
ビジネスモデルを確立させて、少数スタイルになった今、バッティングしちゃうのは当然だったんです。
だからここまでやり玉に挙げて書いているんですよ、ここから学ぶべきだし記録すべきと思ったんですよ。
じゃあいまのまま、大勢モデルの戦い方で考えて、やれスポンサーだやれ投げ銭だを考えてもちょっとズレが生じちゃってうまくいかない。
「少数モデルに合わせたらどうなるか?」と考えるべきなんですよね。
ふう、やっとここまできたか…笑
「オンラインサロン化して会員様に向けてラジオをやる」が今回の最適解です。
#どーん #やるとは言ってない
少ないお客様とより深く関われる場所を用意、そこで喋る内容は有料級を意識、匿名オッケー、月500円とか投げ銭レベルの価格設定…って感じかな。
これが成立すると副産物が結構あって、例えば「無料の麦ワラジオ」が再開出来るんですよ。
#どーん #みんなついてきてる?
無料ラジオで人を集める目的がなかったわけですが、「有料ラジオへの導線」という目的が出来れば、無料ラジオの時間は「無料体験レッスン」と同じく将来の利益のための赤字になるわけですよ。
面白いですねー、ビジネスって。
#やるとはいってない #アタマだけ回る男ほそみ
まとめ
てなわけで麦ワラジオどうするんだ会議、いかがだったでしょうか?
ほんとこれを機に思考回路のバックアップとシェアをしようと書いただけであって、いますぐサロン作ろうってわけでもないんですけどね。
読み物としてなにか刺激になれたらと思いますよ。
とかなんとか言いながらも、しれっとまたラジオ更新しちゃうんだろうな~と思ってます。
その時はまたお付き合いください。
ではまた。