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クラウドファンディングは経験しておくべきだけどもう遅いぞ

近所のスーパーの物価が本当に狂っていてコインランドリーでの洗濯30分間で買い物を済ませるはずが1時間もかかってしまった細見豊です。

ニンニク16コで300円ですよマジでどうなってんだ。

さて今日は「クラウドファンディングは経験しておくべきだけどもう遅いぞ」と言う話を記録します。

YouTubeでもそんな感じのことをしゃべったので、そっちも併せて見てみてください。

「もう遅い」とか成功者みたいな言い方で鼻につくと思いますが、まぁ聞いてってください。
クラファンだけじゃなくあなたのお仕事のことを考える良い機会になると思いますよ
(それが鼻につくんだよ)

コロナ時代到来で、オンラインで収益を上げなきゃならなくなったわけで。
「もう遅いも何も、今こそクラファン全盛期じゃん!」
と思うかもしれません。
でも、あっちでもこっちでもクラファンが立ち上がっていて。
人の支援をする余裕がみんなないからクラファンを立ち上げてるわけで。
需要と供給がもう、全然マッチしてないんですよね。

これは悪口じゃないんですが、分かりやすい例なのでお話しします。

とある「ライブハウス」が、何のリターンも用意せず、つまりは苦労も工夫も商品もサービスも用意せずに、僕の大事な「ミュージシャン」仲間に向かって、クラファンを支援してください!と連絡をしていたそうです。
もし、信頼していて、お世話になった「ライブハウス」なら、そりゃ支援できるものならしたいですよ。
でも、「ライブハウス」だって「ミュージシャン」だって、同じように音楽エンタメはみんな危機的状況です。
にもかかわらず、「ミュージシャン」を大事にしなきゃいけないはずの「ライブハウス」が、「ミュージシャン」に向かって、売り上げがないからお金をくれ!と言っているわけです。
気持ちはわからなくないですが、最悪です。

つまりは、「ライブハウス」の収入源は「ミュージシャン」で、「ミュージシャン」からお金を取るためにイベントを作っていたと言うことが丸見えになってしまったわけです。
もちろんそういう商売ですから、悪い奴だと咎めているわけでは決してありません。

収益化の思考が短絡的すぎて、その人はクラファンには向いていないと言うことです。
ただただ勉強不足なのかもしれません。

こんな感じで、クラファンの素晴らしき「仕組み」を全く理解せずに、助けて、金くれ、と言う人がうじゃうじゃ現れたので。
「クラファン始めました」と言う宣伝ツイートを見るたびに、みんなもう嫌気がさしてくる頃です。

「クラファンは信用を可視化しお金に変える装置だ」と、クラファンの第一人者の西野亮廣さんが言っていました。
まさにその通りで、そこに信頼関係があれば、困ってるんだったら少しでも力になりたいし、「お前が言だったらしょうがねぇなぁ!」みたいな友情でもって成り立っています。
にもかかわらず、困っている「ミュージシャン」からお金を取ろう、宣伝してもらおうなんて、マジで最悪です。
信用をお金に変える装置なのに、信用をガタ落ちさせてしまっているわけです。

とは言え、1回やってみないとわからないことも多いですし、やってみて失敗して学ぶのは良いことです。
なので、クラファンは体験しておいた方がいいです。
何より、信用がある人間ならば、もし間違ったやり方を無意識にしてしまっていたとき、周りの友人から「それは違うぞ」と言ってもらえそうなもんですしね。

と言うわけで、「クラファンを学んでおいた方が良いけどもう遅い」と言うのは、本質を理解せず、信用を勝手に落とすことになっちゃってる人が多いので、初めてクラファンを始めようとしても成功するのが難しくなっちゃってるね」と言うお話でした。

試しに
「ミュージシャンからお金を取らないで収益化するには?」
という思考回路で考えてみましょう。
他のライブハウスにですが、僕はめちゃくちゃ良い方法を思いつきました。
(でも実行されてないようで悲しい…いつか自慢します笑)

皆さんの挑戦の妨げにならないよう、そして、むやみに信用を落とされないよう、願っております。

ただ最後に強調しておきたいのは、そういう「信用するに値しない人間が勝手に信用を落としていってくれる時代」なので、分かりやすくて好きです。
みんな学ぼう。
学ぶって楽しいぞ。